ふと思った。この感触久しぶりだ。
以前は1日1回は必ずウンチョスををしていた。多い日は2回3回と。
しかし、ここ最近どうも調子が悪い。
思い出しても、前回ウンチョスったのがいつか思い出せない。
トイレに赴き座ったが全然出てこない。カチンコチンなのだ!
便秘になるとこうなるのか。としみじみ思いつつも、
しかしここは会社のトイレ。一人で30分も占領するわけには行かない。
目が飛び出るぐらい頑張ってみたが、ウンともスンともいわない。
こんな頑固なヤツはウンチョスではない、固いアンチクショウだ。
(バリウムの時は、白いアンチクショウである)
あんまり頑張りすぎて、キレたり別のものが出てきたら怖いので
一点に精神を集中して、駆け引きすることにした。
まさにネゴシエーターになった気分だ。
「そろそろ出ようよ」「いやいや、まだまだ」なんてやり取りを繰り返す。
学生の時住んでたアパートのトイレが和式で、ある日出したウンチョスが
気持ちいいぐらいまっすぐで、あまりの見事さに誰かに見せたくなったけど
友達呼んでこんなの見せたら変態扱いされるなぁ…
なんて昔のことを思い出したりしてたら、トイレに近づいてくる足音がした。
誰か別の人がトイレに入りたがってる!
まさにケツカッチン。そろそろ出さないことには、周りに迷惑がかかってしまう。
そう思った瞬間、憎いアンチクショウが隙を見せた。
ここだ!と思い一気に腹筋という特殊部隊で制圧にかかる。
無事、事件は解決した。晴れやかな笑顔でトイレを後にした。