「ちょっと手のひら見せて!」
と左腕を掴まれる。
「汚れてるから拭いてあげる」
と唾付けて拭こうとしてきた。
慌てて
「ほくろ、ほくろ!」
と説明。
以前は手のひらにほくろはなかったのに、いつの間にかできていたのだ。
自分は気づいていたが特に言うことでも無いか、と黙っていたのだ。
「ダメじゃん」
と健康のこととかを気にしてくれたのかと思ったら、
【握れるとこにほくろがあるとお金持ちになれる】
という迷信を信じているため、ちゃんと握れるところにほくろを作れとダメ出しだった。
自由自在にほくろは作れません。