「はい?どちら様?」と不審がる声。
yo-koもなかなかの演技をするなぁと思い、ふと自分が押した部屋番号を確認すると104になっている。
自宅は102。
一瞬目を疑ったが紛れもない事実、部屋番号を押し間違えよその家を呼び出してたのだ!
時刻は9時を回り、あまり来客者などのない時間帯。
そんな時間帯に呼び出され、インターホンに出ると画面ギリギリいっぱいに顔を近づけている見知らぬ男。
いろんなことが頭の中をグルグルまわり、パニクリそうになるがここでさらに怪しい行動をとるのは命取りだ。
「す、す、すみません、間違えました!」と即座に平謝り。
yo-koに言ったら大爆笑された。
どーか、104号室の人に会いませんように!
以来インターホンがぎこちなくなった。